4月から新年度を迎えるにあたって、新たな気持ちでスタートできるようにと、先月から行なっていた改装工事が先週終わり、教室が新しく生まれ変わりました。
勉強と言ったら、無機質で隔離された孤独なブースみたいなところが多く、それが勉強に集中するための必要な環境だというような固定観念のようなものがありますが、これからを生きる子どもたちには、なにものにも縛られない、もっと自由で広がりのある学びをして欲しいと思っていたので、気持ちが明るく元気になるような空間をイメージしました。
一説には、東京大学合格者の7割が一人になれる勉強部屋のような場所ではなく、リグングのような家族のいる空間で普段の勉強をしていたと言います。これは、TVやゲームなどの誘惑があったり、家族がいる雑然とした雰囲気の中で勉強することで集中力が養われるという意見もありますが、勉強が生活の一部であり、やらされているのではなく、勉強したい時にすぐできる環境があったということでもあると思います。
天然の木の香りや質感、ふと感じる安心感や心が落ち着いて穏やかな気持ちになれるような雰囲気。。。そんな空間の中で、思いっきり自由に、思うままに勉強してほしいと思います。
行くのがつまらない、行きたくないと思う教室より、また行きたくなりような場所でありたいと思いますしね。
少し前に、『ノマドワーカー』という言葉が流行りました。“ノマド”は遊牧民を意味していて、決められた場所や時間に縛られて仕事をするのではなく、遊牧民のようにその日の気分で自由に場所を変えて、好きな時間に仕事をするスタイルのことです。
その場所は社内に限らず、カフェだったり、図書館だったり、公園だったり、まさに自由に移動しながら仕事するのですが、オフィスの中でも席を決めずに好きなデスクで仕事をする企業もあるようですね。
学校では、意味のわからない規則や「それって大人の都合でしょ?」というような慣習に縛られていて、学ぶことに対する自由がないと感じることがとても多くあります。
しかし、本来“学び”は子どもたちのもの。。。
だから、子どもたちにはなにものにも縛られず、自由に学びに向かってほしいと思います。